抗体検査(研究用)

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DEEPBLUE抗体検査キット

 

DEEPBLUE社新型コロナウイルスCOVID-19(SARS-CoV-2)IgG/IgM抗体検査キットQ&A


 

Q. 本試薬と体外診断用医薬品との違いは?
A. 体外診断用医薬品は医薬品等の法律(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づいて国から製造販売承認を得た医薬品ですが、本試薬は国の承認を得ていませんので、新型コロナウイルスの感染診断等の参考としてのみ使用できる研究用試薬です。

 

Q. 本キットの対象者は?
A. 本キットは新型コロナウイルス感染初期(感染後1週間程度以内)に感染者の血中に生成されるIgM抗体と感染後少し経ってから血中に生成され、感染後も長く残存するIgG抗体を定性的に測定することにより、抗体が陽性であれば、現在新型コロナウイルスに感染している可能性があること、あるいは既に新型コロナウイルスに感染して治癒した可能性があることが分かります。なお、診断の補助として使用する定性的な測定キットであり、抗体が陰性であっても、新型コロナウイルスに感染していないという保証を与えるものではありませんので、必要に応じて臨床症状やPCR検査等による確定診断をお受け下さい。

 

 

Q. 検査陰性時の対応方法は?検査陽性時の対応方法は?PCR検査追加実施の必要性は?
A. 検査で抗体が陰性であっても、感染初期のため等の可能性があり、新型コロナウイルスに感染していないという保証を与えるものではありませんので、必要に応じて診察、PCR検査等による確定診断をお受け下さい。同様に、抗体陽性の場合も、必要に応じて感染中、治癒後等を確認するために、症状の有無等の診察や追加のPCR検査等をお受け下さい。

 

 

Q. 測定原理は?
A. イムノクロマト法という原理を使用しています。セルロース膜上を検体が試薬を溶解しながらゆっくりと流れる性質(毛細管現象)を応用した免疫測定法です。検体中のIgM抗体あるいはIgG抗体は検体滴下部にあらかじめ準備された金属コロイドで標識された抗原(標識抗原)と免疫複合体を形成しながらセルロース膜上を移動し、セルロース膜上にあらかじめ用意されたキャプチャー抗体上に免疫複合体がトラップされ程色し、それを目視により判定します。この測定法のメリットは、目視判定により定性判定が可能、装置を必要としない、簡便、キットの保管方法が簡便(多くは室温保存)、必要な検体数だけ取り出して実施できるため無駄が無い等です。デメリットは目視による判定のため、個人による判定誤差が見られる、定量試験向きではない、測定時間を厳守しないと、陰性、陽性の判定が異なることがある、ロット間差、試薬間差が存在する等です。

 

 

Q. 検体の取り扱い方法は?
A. 使用説明書の「検体採取と取扱い」(Specimen Collection and Preparation)の項をご覧ください。

 

 

Q. 陰性であった場合等の再検査基準は?
A. 本キットで判定不能や陰性の結果が出ました場合は、臨床症状やPCR検査等と組み合わせてご確認下さい。その上で、必要に応じて本キット等による再検査を実施してください。再検査の時期等につきましては、使用説明書の「使用上又は取扱い上の注意」に記載してありますとおり、「感染の初期段階では、新型コロナウイルスIgM抗体およびIgG抗体は産生されていないか抗体価が低いために検査結果が陰性になる場合がありますが、その場合は7〜14日以内に確認する必要があります。再検査の際には、最後に採取した検体を並行して検査して、血清学的陽性または抗体価の有意な増加があるかどうかを確認する必要があります。新型コロナウイルスによる感染の確認は、患者の臨床症状と組み合わせて、または他の方法と組み合わせて行う必要があります。」となります。

 

 

Q. キットを冷蔵保存して良いか?
A. 4~30℃での保存をお願いします(使用説明書をご覧ください)。

 

 

Q. 本研究用試薬の感度、特異度、PCR検査との相関は?
A. ①感度(陽性検体検出率)

本試薬(DEEPBLUE社製) IgM / IgGキットの臨床検体検査結果は以下のとおりです。PCR検査で陽性と判定された86例(検体)のうち、感染初期グループ20例では、IgM陽性率85.0%(17/20)、IgG陽性率75.0%(15/20)、IgG / IgM総合陽性率85.0%(17/20)でした。感染中期グループ30例では、IgM陽性率93.3%(28/30)、IgG陽性率93.3%(28/30)、IgG / IgM総合陽性率96.7%(29/30)でした。感染の回復期グループ36例では、IgM陽性率86.1%(31/36)、IgG陽性率97.2%(35/36)、IgG / IgM合計陽性率は97.2%(35/36)でした。なお、この結果は、本試薬キットにおけるIgMとIgGの陽性率が、基本的に疾患の経過と一致していたことを示しています。

 

検出抗体

IgM

IgG

IgM/IgG

感染時期

初期

中期

回復期

初期

中期

回復期

初期

中期

回復期

例  数

20

30

36

20

30

36

20

30

36

陽 性()

17

28

31

15

28

35

17

29

35

陰 性(-)

3

2

5

5

2

1

3

1

1

陽性率(感度)

85.0%

93.3%

86.1%

75.0%

93.3%

97.2%

85.0%

96.7%

97.2%

 

※感染時期  初期:7日未満  中期:8~14日  回復期:15日以上

感染時期を統合し、本抗体検査とRT-PCR検査とを比較した結果を以下の表に示します。

検出抗体・核酸

IgM

IgG

IgM/IgG

RT-PCR

例  数

86

86

86

86

陽 性()

76

78

80

86

陰 性(-)

10

8

6

0

感度(陽性率)

88.4%

90.7%

93.0%

100%

 

②特異度(陰性検体検出率)

2019年3月に陰性が確定した95血清検体のIgM検出率(偽陽性率)は2.1%(2/95))、IgG陽性率(偽陽性率)は1.1%(1/95)でした。 IgG / IgM合計の偽陽性率は2.1%(2/95)でした。IgM偽陽性2症例はリウマチ因子上昇1症例、腫瘍マーカーフェリチン上昇1症例で、IgG偽陽性1症例は、B型肝炎により肝腫瘍を引き起こしたIgM陽性症例と同一症例でした。これらの要因が偽陽性につながったと考えられ、本キットの特異度は97.9%でした。

結果を以下の表に示します。

検出抗体

IgM

IgG

IgM/IgG

例  数

95

95

95

陽  性()

2

1

2

陰  性(-)

93

94

93

特異度(陰性率)

97.9%

98.9%

97.9%

Q. 交差反応性は?
A. 以下に示す疾患のIgM抗体、IgG抗体陽性検体を検査した結果、交差反応は認められませんでした。

anti-influenza A (IgG and IgM)

anti-influenza B (IgG and IgM)

anti-HCV (IgG and IgM)

anti-HBV (IgG and IgM)

anti-Haemophilus influenzae (IgG and IgM)

anti-229E (alpha coronavirus)

anti-NL63 (alpha coronavirus)

anti-OC43 (beta coronavirus)

anti-HKU1 (beta coronavirus)

 

ANA(抗核抗体)

anti-respiratory syncytial virus (IgG and IgM)

anti-HIV

Respiratory syncytial virus

Enterovirus 71

Chlamydia pneumoniae IgG/ IgM

Adenovirus IgG/ IgM

Respiratory syncytial virus IgG/ IgM

Mumps Virus IgG/ IgM

Measles virus IgG/ IgM

Streptococcus pneumoniae

Mycoplasma pneumoniae IgG/ IgM

Varicella zoster virus IgG/ IgM

Epstein-Barr virus IgG/ IgM

Mycobacterium tuberculosis IgG/ IgM

 

また、以下の表に示す内因性妨害物質を含む血清は本キットの検出に影響を与えませんでした。

試 験 物 質

試 験 濃 度

HAMA(Human Anti-Mouse Antibody)

positive sample

Bilirubin

0.3 mg/mL

Hemoglobin

20g/L

bilirubinuria

17.1μmol/L

Human Serum Albumin

10 mg/mL

Triglycerides

10mg/mL

α-interferon

2 ng/mL

Zanamivir

500 mg/L

Human IgG

8 mg/mL

Human IgM

0.4 mg/mL

Human Serum Albumin

60 mg/mL

sodium chloride

10 percents (w/v)

bovine serum albumin

10percents (w/v)

Ribavirin

10 μg/mL

Oseltamivir carboxylate

1 mg/L

 

一方、特異度を調べた際の新型コロナウイルス陰性検体において、リウマチ因子(RF。マウス抗体を用いた検査試薬において偽陽性、偽陰性の原因になる)上昇及び癌患者の腫瘍マーカーフェリチン上昇が偽陽性の結果を引き起こす可能性があることが分かりました。
Q. 他のコロナウイルス抗体との交差反応性は?
A. 日常的に感染する4種類のコロナウイルス(Human Coronavirus:HCoV)は、HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1です。風邪の10~15%(流行期は35%)はこれら4種のコロナウイルスを原因とします。本キットはこれら4種のコロナウイルスのIgM抗体、IgG抗体との交差反応性がないことを確認しています。「Q.交差反応性は?」の回答をご参照ください。

Q. 金コロイド標識とは?
A. 本検査の原理は、検体中にIgM抗体、IgG抗体があれば、検体滴下部にある金コロイドで標識された新型コロナウイルス抗原(標識抗原)と結合して免疫複合体を形成し、それがキット上を流れて移動し、IgM抗体、IgG抗体それぞれの判定部位でトラップされ、呈色することに基づいています。金コロイドは10ナノメートル程度の微粒子の場合は概ね赤であり、粒径が小さくなると薄黄色、大きくなると紫~薄青、100ナノメートルを超えると濁った黄色になります。その金コロイドが判定部位に蓄積して呈色(色がつく)します。それを目視により判定しています。

Q. 厚生労働省の新型コロナウイルスに関するQ&A(医療機関・検査機関の方向け及び一般の方向け)は?⇒
A. 以下のホームページ(Webサイト)をご覧ください。
医療機関・検査機関の方向け:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00004.html
一般の方向け:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
Q. 新型コロナウイルス感染症検査法の比較は?⇒
A. 以下のホームページ(Webサイト)をご覧ください。
コロナ検査法比較